2015年11月20日

社会福祉法人武蔵野会(台町)が11月3日、罪を犯した障害者を支援する人の輪を広げるための公開セミナーを開催

 社会福祉法人武蔵野会(本部=八王子市台町、上野純宏理事長)は、2015年11月3日、罪を犯した障害者を支援する人の輪を広げることを目的とした公開セミナーを都内で開きました。(東京都社会福祉協議会日本障害者協議会の後援)

 司法、福祉関係者ら約500人が参加したそうです。

 武蔵野会は、1934年に国立武蔵野学院の外郭団体として発足した前史を経て、1963年に社会福祉法人として認可されました。現在、児童養護施設障害者支援施設特別養護老人ホームなど25施設を経営。職員は計960人にのぼります。2009年度から毎年度、「人権」をテーマに公開セミナーを開いているそうです。

 話がとびますが、折しも茨城県教育委員が、11月18日に開催された県総合教育会議の席上、障害児らが通う特別支援学校を視察した経験を話すなかで、「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるようにできないのか」「茨城県では減らしていける方向になったらいい」などと問題発言。

 その後、「私の総合教育会議での発言により、障害のある方やご家族を含め、数多くの方々に多大なる苦痛を与えましたことに、心からお詫(わ)びを申し上げますとともに発言を撤回させていただきます」とのコメントを出しました。

 教育委員ともあろう人がこのような発言をするとは、見識を疑いました。ナチスドイツにおける優生政策を想起した方もいらっしゃたのではないでしょうか。前途多難です。

社会福祉法人武蔵野会 http://www.musashinokai.jp/

【記事】
罪を犯した障害者の支援広げよう 出所者支援の報告シンポ
(2015年11月19日 福祉新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00010000-fukushi-soci

支援者同士のつながりが必要だと訴えた笹生氏(左)と高橋氏
社会福祉法人武蔵野会.jpg

 社会福祉法人武蔵野会(本部=東京都八王子市、上野純宏理事長)は3日、罪を犯した障害者を支援する人の輪を広げることを目的とした公開セミナーを都内で開き、司法、福祉関係者ら約500人が参加した。東京都社会福祉協議会、日本障害者協議会の後援。

 炭谷茂・恩賜財団済生会理事長が「ソーシャルインクルージョンの理念の推進」をテーマに基調講演したほか、刑務所出所者(刑余者)支援に携わる実践者がそれぞれの取り組みを報告するシンポジウムを開いた。

 八王子医療刑務所に勤務する福祉専門官の鶴飼マリ子氏(社会福祉士、精神保健福祉士)は、刑期を迎え、療養の場を必要とする人を送り出す側の実践を報告。「社会での受け皿を作ることが課題だが、刑余者だけでなく受け皿として支援する人も孤立しがちだ」と話した。

 刑余者をグループホーム(GH)で受け入れている社会福祉法人原町成年寮(東京都葛飾区)理事の笹生依志夫氏は「特別な受け入れ計画があるわけではない。本人に仲間を作ることが大切だ」と指摘。その上で、GHをバックアップするシステムが必要だとした。

 同じく刑余者を受け入れている武蔵野会法人本部長の高橋信夫氏は「本会はこの分野で後発と思っていたが、社会福祉法人による受け入れは少ない。刑余者を正しく理解し、普通に受け入れるため共通の土俵を作らないといけない」と話した。

 武蔵野会は1934年に国立武蔵野学院の外郭団体として発足した前史を経て、63年に社会福祉法人として認可された。現在、児童養護施設、障害者支援施設、特別養護老人ホームなど25施設を経営。職員は計960人。2009年度から毎年度、「人権」をテーマに公開セミナーを開く。社会福祉法人紫野の会(本部=東京都)が14年12月から進める「罪を犯した障害者等の支援者ネットワーク会議」に参加している。

■炭谷氏が講演「出所者ら働けるように」

 刑務所出所者の累犯問題は深刻だ。一人の人間に貧困、病気などさまざまな問題が集中する。一方、地方自治体はそうした人への関心が薄い。積極的に対応すべきだ。社会福祉法人も制度の枠内にとどまっている。そんな現状では、(国会で継続審議になった)社会福祉法改正もやむを得ないが、本来は望ましい改正ではない。私は刑務所出所者など社会から排除されがちな人も対等な立場で働ける「ソーシャルファーム(社会的企業)」を作ろうと7年前から呼び掛けている。2000社が目標で、現在100社ほどある。済生会はこのほど、山口刑務所の受刑者向けのホームヘルパー養成講座にかかわった。私は働くことの支援が大切だと感じている。

【問題発言】
障害児の出産めぐる発言を撤回 茨城県の教育委員
(2015年11月19日 朝日新聞デジタル)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151119-00000039-asahi-soci

 茨城県教育委員の長谷川智恵子氏(71)が18日に開かれた県総合教育会議の席上、障害児らが通う特別支援学校を視察した経験を話すなかで、「妊娠初期にもっと(障害の有無が)わかるようにできないのか」「茨城県では減らしていける方向になったらいい」などと発言したことについて、長谷川氏は19日、撤回するとのコメントを発表した。

 コメント(全文)は以下の通り。

 この度の私の総合教育会議での発言により、障害のある方やご家族を含め、数多くの方々に多大なる苦痛を与えましたことに、心からお詫(わ)びを申し上げますとともに発言を撤回させていただきます。

 言葉足らずの部分がありましたが、決して障害のある方を差別する気持ちで述べたものではありません。反対に、生徒さん達の作品を拝見し、多様な才能をお持ちでいることも理解しており、美術の世界で、もっとお手伝いができるのではないかと思いました。また、生まれてきた子どもたちの命は全て大切なものであると考えております。

 今後は、教育委員として今まで以上に研鑽(けんさん)を積み、よりよい茨城の教育の推進のために微力ながら力を尽くしてまいりたいと考えております。
posted by 銀河流星 at 01:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 八王子ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック