2015年08月15日

輪廻転生を信じますか? 江戸時代、八王子であった不思議な話『勝五郎再生記聞』

 お盆です。皆さんは、輪廻転生を信じますか? 江戸時代八王子中野村(現在の八王子市東中野)であった不思議な話『勝五郎再生記聞』。

 国学者・平田篤胤(ひらたあつたね)が、『勝五郎再生記聞』という書物にまとめ、かの小泉八雲も世界に紹介しています。

 岩波書店から『仙境異聞・勝五郎再生記聞』(2000/1/14)という本も出版されているので、興味のある方は、ぜひご一読くださいね。

岩波書店 https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/2/3304630.html
仙境異聞・勝五郎再生記聞.gif

【記事】
【不思議な話】江戸時代の「輪廻転生」有名エピソード
(TOKYO FM+ 2015年8月14日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150814-00010001-tokyofm-life

 お盆です。お盆になると、色んな人に想いを馳せます。昔の人は現代人に比べ、死んだ後の世界のことを、もっともっと深く考えていました。そんな中、江戸時代に起こった不思議な物語を紹介します。

 輪廻転生を信じますか? 死後の世界と共に、昔から信じられているのが「生まれ変わり」。実は江戸時代には、一つの有名な輪廻転生のエピソードが残っています。

 江戸後期。現在の八王子市にあたる「中野村」という村に、「小谷田勝五郎(こやた・かつごろう)」という8歳の少年が住んでいました。
 ある日勝五郎は6歳上の姉に、こんな質問をします。
 「お姉ちゃんは、今の家に生まれ変わる前は、どこの家の子どもだったんだい?」

 もちろん「そんなことは知らない」と答える姉。
 すると勝五郎はこんな風に言うのです。
 「僕の本当の名前は藤蔵(とうぞう)という。僕は昔、程久保(ほどくぼ)村という場所に住んでいたんだ。でもお父さんは僕が生まれてすぐに死んじゃったし、僕も5歳で死んじゃった。だから、この家のお母さんのお腹の中に入って、またこの世に生まれてきたんだ。」

 この出来事をきっかけに、勝五郎は次々と前世の話、死後の世界はどうなっているのかを語り始めます。
 村の人々は最初は半信半疑でしたが、あまりにリアルな話しぶりに、一度、程久保村を調べてみようとのことに。
 するとその場所は勝五郎が話すとおりの場所で、さらに少し前に5歳で亡くなった藤蔵という少年がいたことがわかったのです。

 この驚きの事実は村を越え人々に広がり、勝五郎の家には、多くの見物人が押し寄せました。そして国学者・平田篤胤(ひらたあつたね)もこれを聞きつけ、直接本人や家族に取材をします。篤胤は、聞いた話を「勝五郎再生記聞」という書物にまとめ、当時の天皇と上皇にまで見せたのだそうです。

 勝五郎はその後平凡な人生を送ったそうですが、彼の名前は現代まで残ることになります。
 生まれ変わり、輪廻転生……。皆さんは、信じますか?
(TOKYO FMの番組「シンクロのシティ」8月13日放送より)
posted by 銀河流星 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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