2015年06月11日

八王子市が多摩都市モノレール誘致活動を活発化。6月末に「多摩都市モノレール八王子ルート整備促進協議会」を設立へ。

 以前ブログで【「新たな時代の八王子の公共交通を考える〜多摩都市モノレール八王子ルートの実現に向けて」をテーマに2月1日、市民フォーラムを開催】を紹介しました。
http://welovehachioji.seesaa.net/article/414918580.html

 八王子市多摩都市モノレール誘致活動を活発化させ、2015年6月末に全市的な「多摩都市モノレール八王子ルート整備促進協議会」を設立し、出遅れ感のあった誘致活動の巻き返しを図ります。

 石森孝志市長が会長に就任。市議会、商工会議所、住民団体、市内に立地する大学の連合組織など関係機関の代表がメンバー。事業主体である都への要望活動を行うとともに市民の理解を促すためのシンポジウム開催などに取り組むそうです。

 八王子市は、これまで多摩都市モノレールの誘致活動を積極的にやってきませんでした。

 その怠慢の結果、国の答申に向けて東京都が2015年3月に出した「広域交通ネットワーク計画」中間案は、多摩都市モノレールに関して町田延伸を箱根ケ崎延伸とともに「整備効果が高いことが見込まれる」路線と位置づける一方、八王子延伸は明記されませんでした。

 町田市は2013年に住民団体や経済団体とともに延伸を求める協議会を設立。10万人を超す署名など市民を巻き込んだ取り組みで先行しています。八王子市はこれまで何もしていません。これでは多摩都市モノレール八王子ルートが延伸から外されても仕方ないですね。

 ただ鈍感な八王子市も、ようやく危機感を感じ、多摩都市モノレール八王子ルート実現に向けて動き出しました😃 公共交通機関の整備は、市の将来を左右します。ぜひ全力で誘致に取り組んでいただきたいです。

 今後、八王子市は、多摩都市モノレール八王子ルート誘致にむけて、東京都への要望活動や市民の署名、シンポジウム開催などを行うそうですが、それだけでは、これまでの劣勢を挽回できないでしょう。

 東京都だけでなく国への要望活動、また多摩都市モノレール八王子ルートの採算性なども提案できるように研究すべきです。

 平成25年度多摩都市モノレール駅別乗車人員(一日平均)を見ると、中央大学・明星大学駅(八王子市)の乗車人員が17,279人で、1位の立川北駅、2位の多摩センター駅に次いで3位となっており注目に値します。

 1位、2位はターミナル駅ですが、中央大学・明星大学駅は乗換駅ではありません。多摩都市モノレール八王子ルートは、一部ルートを変更し、多摩美術大学東京造形大学東京工科大学など八王子ルート周辺の大学を経由すれば、かなりの乗車人員を安定的に確保できます。

 既存の多摩都市モノレールの駅には、乗車人員一日平均1,000人台、2,000人台の駅がたくさんあります。

 多摩都市モノレール八王子ルートは、多くの乗客を確保できるルートばかりでなく、発展途上である八王子市内の多摩ニュータウンエリア(南大沢、鑓水)、八王子みなみ野シティなど貫くので、学生ばかりでなく将来にわたって乗客増が見込めるルートでもあります。

多摩都市モノレール 駅別乗車人員(一日平均)
http://www.tama-monorail.co.jp/company/pdf/geton_average26.pdf#search='%E5%A4%9A%E6%91%A9%E9%83%BD%E5%B8%82%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%AC%E3%83%AB+%E9%A7%85+%E4%B9%97%E9%99%8D%E8%80%85%E6%95%B0'

 ぜひ八王子市には、説得力のある内容で、多摩都市モノレール八王子ルート実現に向けて、真剣に取り組んでほしいですね😃 

 付け加えるならば、イオンモール八王子北が建設される北部ルートについても、採算性を考えながらプレゼンテーションできるように研究を始めるべきです。
 北部エリアには、工学院大学・創価大学・東京純心大学などの教育機関、道の駅八王子滝山・滝山城址などの観光地、市境には東京サマーランド(あきる野市)もあり乗客を安定的に確保できます。駅ができると住宅も増え住民も増えます。付随して様々な施設もできます。
 開発の遅れている北部エリアは、八王子のフロンティアとも言える地域。モノレール延伸を具体化させるべきです。

 またモノレールとは関係ないですが、京王線陣馬山までの延伸(途中の甲州街道「八日町」「追分」などに地下鉄駅を設置し、中心市街地活性化に貢献)を研究していただきたい。陣馬山が、高尾山と2大観光地になるように、八王子市京王電鉄と共同で研究機関を設置してはどうでしょうか。
 八王子市は多くの潜在的な魅力を抱える市です。その魅力を引き出せるような政策を今後の八王子市に期待します。

【記事】
多摩モノレール延伸 八王子、巻き返し懸命 来月促進組織、都の消極姿勢に危機感
(2015年5月29日 日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGKKZO87410750Y5A520C1L83000/

多摩都市モノレールの延伸計画
多摩都市モノレールの延伸計画八王子ルート.jpg

 多摩都市モノレールの延伸を求め、東京都八王子市が6月末に全市的な整備促進組織を設立する。国の審議会が今年度中に東京圏の新たな鉄道整備に関する答申を出すのをにらんだ動きだ。出遅れていた誘致活動で巻き返しを図るが、同市をめぐる環境は厳しい。

 設置するのは「多摩都市モノレール八王子ルート整備促進協議会」。石森孝志市長が会長に就任。市議会、商工会議所、住民団体、市内に立地する大学の連合組織など関係機関の代表がメンバーになる。事業主体である都への要望活動を行うとともに市民の理解を促すためのシンポジウム開催などに取り組む。

 都が1982年に公表した長期計画では多摩モノレールの整備区間は93キロ。その2割弱に当たる多摩センター(多摩市)〜上北台(東大和市)の16キロが2000年に開業した。

 残る区間について国の運輸政策審議会は00年の答申「東京圏の今後の都市鉄道」の中で、上北台から箱根ケ崎までの約7キロを「15年までに整備着手が適当な路線」の一つに位置づけた。多摩センターと町田を結ぶルート(約13キロ)と、同センターから南大沢などを通り八王子中心部に向かうルート(約17キロ)は「今後整備を検討すべき路線」とした。

 国の審議会は今年度中に新たな答申を出す予定だが、この春、新たな動きがあった。国の答申に向けて都が3月に出した「広域交通ネットワーク計画」中間案の中で、多摩モノレールに関して町田延伸を箱根ケ崎延伸とともに「整備効果が高いことが見込まれる」路線と位置づける一方で、八王子延伸は明記しなかった。八王子ルートについて都は「京王相模原線やJR横浜線と並行しており、それほどニーズがあるとは思えない」(都市整備局)と説明する。

 八王子市が今回、全市的な誘致組織を立ち上げた背景にはこの都の「中間回答」への危機感がある。同市は自らのルートについて「ニーズはまだ小さいが、多摩ニュータウンと市中心部を横につなぐ意味は大きい」(都市計画部)と強調する。

 町田市は13年に住民団体や経済団体とともに延伸を求める協議会を設立。10万人を超す署名など市民を巻き込んだ取り組みで先行している。八王子はこの町田の取り組みを参考にしている。

 国の答申前に都は「最終まとめ」を出す予定。八王子市にとって厳しい情勢は変わらないとみる関係者は少なくない。
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