2015年04月20日

銘仙(めいせん)の関東五大産地の一つ「八王子」で、町おこしの一環として八王子銘仙きもの復活を!

 織物の町「八王子」に関連する興味深い記事を目にしました。

 昭和初期に流行した絹織物「銘仙」を紹介する「VIVID MEISEN VIVID WOMEN」展が、来年4月のローマ日本文化会館をはじめ足利市立美術館(同市通)など国内外数カ所で開催される見通しとなったそうです。

 銘仙といえば、八王子関東五大産地の一つとして名前が知れ渡っていました。しかし現在、八王子銘仙の着物の話を聞くことがありません。八王子織物は時代の変遷において、銘仙からウール織物に変わったそうです。

 銘仙は斬新なデザインと色使いが、最近、再評価されているそうなので、ぜひ八王子の誇る文化の一つ銘仙きものを復活させ、八王子の町おこしに役立ててほしいわーい(嬉しい顔) 八王子銘仙を一度に鑑賞できる美術館などもできるといいですねわーい(嬉しい顔)

昭和24年(1949年)1月、京都で開催された全国銘仙博覧会八王子銘仙第1席を獲得。
http://www.hachioji.or.jp/hcci/guidance/history5.html

八王子市HP 八王子織物の歴史
http://www.city.hachioji.tokyo.jp/kyoiku/rekishibunkazai/history/004123.html
(抜粋)
昭和12年日中戦争が始まり、日本国内は徐々に統制経済体制に切り替えられていきました。これまで順調に成長していた八王子織物業も長い苦難の時代を迎えることになります。

昭和15年1月に生糸の配給統制規制が交付され、原料糸の割当が始まりました。また同年7月7日、俗に七・七禁令と呼ばれる「奢侈品等(しゃしひんとう)製造販売制限規則」が施行され、当時流行していた金銀糸などを使う銘仙(めいせん)などの織物は取締りの対象となり、八王子にも大きな影響がありました。同年織物同業組合が解体し、織物製造業者の企業合同が始まりました。

(財)日本きもの文化美術館 http://nmkb.jp/
伊勢崎・足利・秩父・桐生・八王子、銘仙着物五大産地の選ばれた中から優れた名品をご覧いただけます。

八王子織物工業組合公式WEBサイト http://www.hachioji-orimono.jp/index.html

【記事】
<大正着物>レトロモダン “銘仙”コレクション本
(2015年3月21日 毎日キレイ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150321-00000003-maikirei-life

「大正着物」(パイ インターナショナル)の書影
「大正着物」銘仙.jpg

 大正時代、気軽なおしゃれ着として若い女性の間で流行した着物「銘仙」の豊富な柄を紹介する書籍「大正着物」(パイ インターナショナル)が24日に発売される。

 「銘仙」は、江戸時代後半から昭和初期にかけて衣料品に多く使われていた平織りの絹織物。当初は地味で実用性重視だったが、大正時代以降、さまざまな柄が登場した。同書では、鮮やかな色彩で描かれた、大柄な花や矢羽根、銭型の模様など“レトロモダン”な銘仙の着物が図版と共に掲載されている。
 
 フルカラー272ページで価格は2800円(税抜き)。

【記事A】
銘仙の魅力、世界を巡る 足利など連携 来春から内外で展示
(2015年4月15日 産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150415-00000059-san-l09

 昭和初期に流行した絹織物「銘仙」を紹介する「VIVID MEISEN VIVID WOMEN」展が来年4月のローマ日本文化会館をはじめ足利市立美術館(同市通)など国内外数カ所で開催される見通しとなった。足利などかつての生産地が連携し、銘仙の着物や販促用ポスターなど展示する。銘仙は斬新なデザインと色使いが再評価されており、世界的にも反響を呼びそうだ。

 銘仙は当時、大衆着物として人気を集め、足利をはじめ伊勢崎、桐生(群馬)、秩父(埼玉)、八王子(東京)が関東五大産地として栄えた。足利では「足利銘仙会」が「足利本銘仙」としてブランド化を図り、昭和14年には生産高日本一を誇った。戦後は洋装が主流となり、衰退したが、現在、各地で銘仙を着て散策するイベントなどが企画され、話題を呼んでいる。

 足利銘仙では販売促進用に、竹久夢二、伊東深水ら一流の画家や田中絹代ら大女優を起用したポスター、作詞家・西条八十(やそ)、作曲家・中山晋平らによる「足利音頭」の楽譜なども作成された。足利市立美術館ではポスター、原画など約20点を収蔵している。

 今回の銘仙展は都内の広告会社の打診を受け、昨年夏以降、同館が中心となり、関係自治体、民間団体などと準備を進めている。来年は日伊修好通商条約の締結150年に当たることから、関係機関に働き掛けてローマでの開催も決まった。国内では足利のほか神戸などで開く予定で、近く実行委員会が組織化され、詳細を詰める。

 足利市立美術館の大森哲也次長(56)は「足利をはじめ各地の銘仙が国内外で見直される契機にしたい」と話している。(川岸等)

【記事B】
新聞記事文庫 絹織物業(5-124)
大阪毎日新聞 1926.12.15(大正15)
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentViewM.jsp?METAID=00217271&TYPE=PRINT_FILE&POS=1

流行の魁として服飾界に輝く八王子織物
地風柄行共に天下の寵児


織物の特色
 八王子織物は今や全国にその名を謳われ、至る所に大好評を博しているのは、機業界の趨勢を知るものの等しく認めるところである。八王子織物は柄行が常に清新で、流行の先駆をなしていることはすでに定評があるが、地質もこの上なく強靭で染料が精選されているので洗濯がきき、如何に洗い張りしても色合や縞柄が褪せる様な事は絶対にない。殊に染色は一ツの製品毎にあらゆる化学試験をしてそれに合格したもののみを市場へ出すのであるから、その堅牢度は殆ど絶対的なものである。

織物の種類
 紳士向、婦人向とも凡ての品種が製織され、どの方面にも向くので各家庭を通じ、実用と新流行とを兼ねた最適品として愛用されている。由来八王子は内地向男子用の絹着尺の本場として知られているだけに、男子向には真の他の企及する事の出来ない妙味を発揮しているが、近年組合の指導奨励と機業家の研究とに依って婦人物が創製され、斬新な意匠柄行と堅緻な地質とで大に歓迎され、僅々数年ならずして長足の進歩を遂げ、流行界の寵児として推称されている今重に製織される品種を挙げると綾糸織、節糸織、糸織平袴、綾袴、絽袴、無双袴、文化御召、御召、銘仙、八端、帯地、コート地、座布団地、夜具地、黒八丈

産額と販路
 八王子織物の期限は天正年間にすでに織物市場が開設されているのを見ても、余程古い時代に胚胎していることは考察出来るが、江戸に幕府が開かれて以来長足の進歩をし、明治三十二年五月現在の八王子織物同業組合が創設された当時の生産額は五十八万点、五百万円であった。以来技術の進歩と品種の増加とによって逐年産額を増加し、昨年十四年度の生産額は二百六万千八百九十一点、二千三百八十三万六千百五十六円に達し、その増加率は真に驚異に価する。販路は東京、大阪が最たるもので九州各地、名古屋、京都、横浜がこれにつぎ、全国至る処に歓迎され、遠く朝鮮、満州方面にも盛んに需用されている。

製織標準の制限
 八王子織物は組合の定款によって製織標準の制限があり、厳重な製品検査によって粗製と認められるものは不合格とされるので、市場には優秀品のみが現れ安心して買求める事が出来る。その他合の組施設には製造及び染色の指導は素より、新規織物の保護、流行の研究調査、そのほか時代の進運に順応してあらゆる方面に八王子織物の振興に努力している。殊に競技品評会の如きは明治四十一年に開催して以来四十余回に及び、回を重ぬる毎に益々多大の効果を収め又図案の調製も大正五年全国の組合に率先して開始し、以来織物の意匠柄行の発達に資しているのは実に誇りとするに足ると思う

東亜博への大掛かりの出品と関西における飛躍
 八王子織物の真価を直接需用者に知らしむべく、各地に開催される共進会、博覧会等には必ず出品して紹介に努めている。絶えず各地に大宣伝会を催し既に東京、大阪京都、札幌等に開いて大成功を収めたが、明春桜花爛漫の候、九州文化の中枢たる福岡市に開催される東亜勧業博覧会に大々的出品すべく目下準備中につき東亜博開会の暁には両毛の五機業地並びに秩父、埼玉、所沢、米沢、甲斐絹等の華麗なる出品と共に会中の花として九州の天地に大なる人気を呼ぶ事であろう。
次いで明春は大阪を中心に京都、神戸等の関西一円にわたり大々的宣伝売出しの計画あり実に日本服装界の進歩発達のために慶賀すべき事である、と共に八王子織物の将来は益々多幸多事である。

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薔薇柄の八王子銘仙(2010年10月9日)
八王子銘仙3.jpg
薔薇柄の八王子銘仙2.jpg
posted by 銀河流星 at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 八王子カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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