2014年03月10日

八王子芸者衆が「八王子をどり」開催。「釜石のラスト・ゲイシャ」艶子さんと交流も

 先々月、このブログで八王子花柳界が「八王子をどり」を2014年3月7日八王子いちょうホールで開催することを紹介しました。チケットも早々に完売!
http://welovehachioji.seesaa.net/article/386459272.html

 今回の「八王子をどり」では、被災した「釜石のラスト・ゲイシャ」艶子さんもかけつけ、公演では東北の民謡も披露されたそうですよわーい(嬉しい顔)

【記事@】
八王子と釜石つなぐ「花街の縁」 被災のラスト・ゲイシャ 艶子さん
(2014年3月9日 産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/140309/ent14030910390001-n1.htm

艶子さん(右)は「八王子をどり」を見た感激をめぐみさんに伝えた =7日、東京都八王子市
八王子をどり.jpg

■初の「八王子をどり」支える

 岩手県釜石市と東京都八王子市。それぞれ漁業と製鉄業、織物業で栄えた町に生まれた花街の芸者同士が、東日本大震災をきっかけに交流を続けている。八王子の支援がきっかけとなり、芸を継承する間柄に発展。7日行われた初の「八王子をどり」でも、東北の民謡が披露された。(飯塚友子)

 「エトソーリャ大漁だエー 前は海」。7日、東京・八王子のいちょうホールで行われた地元芸者衆による「八王子をどり」第2部では、宮城県民謡の「斎太郎節」などが調子よく響いた。客席には釜石唯一の芸者、伊藤艶子さん(87)の姿があり、東北民謡や踊りを見守った。

 3年前、津波で家も着物も三味線も失い、避難所暮らしを余儀なくされた艶子さん。その姿は、全国紙や英字紙でも「釜石のラスト・ゲイシャ」の被災として報道された。記事を読み、胸を痛めたのが八王子芸妓(げいぎ)組合組合長で芸者の木村めぐみさん(52)だ。

 「三味線は芸者にとって体の一部。少しでもお慰めになれば」。自身のけいこ三味線を持って、釜石の避難所を訪ねたのが震災2カ月後の平成23年5月。艶子さんはその場で歴史ある「釜石浜唄」を歌い、感謝の気持ちを表した。

 初対面だったが後継者がいない艶子さんは「釜石浜唄を私から取って」と芸の継承をもちかけた。心動かされためぐみさんは、八王子の芸者衆を率いて6、7月と避難所を訪ね、艶子さんから釜石浜唄と釜石小唄をけいこしてもらった。

 「海への祈りを込めて」。艶子さんは地元の芸者としての思いも八王子の後輩に託した。同年8、10月には、都内で艶子さんとめぐみさんらは「釜石浜唄」で共演も果たす。

 「一度身につけた芸は、地震でも壊れない」。厳しい状況でも、芸第一で前向きに行動する艶子さんに、実はめぐみさんが励まされた。「凛(りん)とした姿で芸を伝える艶子さんを見て、今できることをしよう、と」。悲願だった「八王子をどり」実現に奔走しだした。

 花街には、京都・祇園甲部の「都をどり」、東京・新橋の「東をどり」など定期的な舞踊公演がある。しかし、決まったけいこ場がない八王子では開かれず、芸披露の場は普段の座敷などに限られてきた。

 「後輩のため頑張りなさい、という艶子さんに後押しされた」とめぐみさん。7日実現した公演では、両花街の関係を象徴するように、東北の民謡が入った。

 八王子の芸者衆を応援する側になった艶子さん。この日「八王子をどり」に招待され、「何もできないから芸でお返ししただけ。それが立派な舞台になった」と涙をこぼした。

【記事A】
八王子芸者衆 華やか
(2014年3月9日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyotama/news/20140308-OYT8T01202.htm

観客席に手ぬぐいを投げる芸者衆(いちょうホールで)
八王子をどり1.jpg

 八王子市の芸者衆による舞踊公演「八王子をどり」が7日、同市本町のいちょうホールで開かれた。八王子花柳界では初めての試み。昼と夜の部合わせ計約1600人の観客が、あでやかな舞を楽しんだ。

 公演には芸者ら13人が出演。古典的な演目のほか、フィナーレでは、盆踊りの定番曲「東京音頭」を「八王子バージョン」と銘打ち、オリジナルの踊りを披露した。「西の都の真ん中で」「月は高尾の薬王院」といった替え歌に合わせ、芸者衆が華やかに舞うと、観客席から歓声や拍手が上がった。

 長い歴史を誇る八王子の花街だが、京都・祇園甲部の「都をどり」のような独自の興行は、これまで開かれたことがなかった。しかし、花街の文化を継承するための基盤を作ろうと、今回初めて企画され、芸者衆がお座敷の合間を縫って、地元の料亭などで稽古を重ねてきた。

 長年、八王子芸者衆の活動を応援してきたという日野市の会社員西湖秀明さん(65)は、「様々な苦労があっただろうが、興行の実現にこぎ着けた芸者衆の頑張りをたたえたい。芸も素晴らしく、感激した」と感無量の様子だった。
posted by 銀河流星 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 八王子カルチャー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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